遊びについて
遊びの達人になろう!
私たちの保育の根底には「子どもたちの遊ぶ環境を守る最後の砦は幼稚園だ」という思いがあります。家の庭先・路地・空き地・野原・神社やお寺の境内ーー。かつて、魅力的で冒険のできる遊び場は、あらゆるところにありました。毎日暗くなるまで遊び合う時間があり、小学生高学年から幼児まで縦割りの子ども集団がありました。そこには子どもたちの遊びが伝承されていました。ところが、急激な社会の変化で、子ども達の遊び場は塀で囲まれ、立ち入り禁止になりました。家から一歩外に出れば自動車の危険があり、習い事で時間が細切れになり・・・地域からはいつしか、子どもたちの遊ぶ姿が消えていきました。遊びはいま、お金を払って買うものであり、ちょっとした合間の息抜き程度になってしまっています。同時に、遊ぶ能力が育っていない子が増えています。
遊びを豊かに
神明幼稚園では、「遊び込む体験の積み重ね」を大切にしています。遊びの成長と子どもたちの成長は縄を綯い上げていくような関係にあります。「郵便屋さんの落とし物」の長縄跳びを100回~150回と驚くほどたくさん跳べる年長さん。一生懸命に真似る年少さん。テラスにたくさんの「所帯道具」を運び出してままごとをする、ごっこ遊びが大好きな年中少さん。みんなで水を運んで、砂場に大規模な池や運河を作る年長さん。泥だんご作りに熱中する年中さん。できるようになりたい一心で、見よう見まねで紐を巻いてこま回しに挑戦する子たちがいれば、手に豆をつくりながら鉄棒や雲梯に熱中する子たちもいます。必ず仲間ができて、一時たりとも遊びを休む子はいません。このように、遊びは子どもたち自身の「充実したい」欲求に基づくものです。
インクルーシブ・教職員
「みんなちがって みんないい」 ―育ち合いインクルーシブ保育ー
小平神明幼稚園では、集団での生活が可能と判断したお子さんは、育ちの面で凸凹があっても、積極的に受け入れて保育を展開しています。同質の集団で過ごしていると、その中に違いを見つけ出し排除をしたくなってしまう性質が人間にはあるようです。障害の有無に関わらず、“そこに集ったみんなが心地よく過ごすためにどうしたら良いだろう”ということを考え合うことを「インクルーシブ」と言います。
「〝違うことが当たり前〟という前提に立って、違いを認め合うことを幼児期から人格形成の一部としてほしい」
これが、私たちの願いです。
「みんながみんなの先生です」 ―教育愛に燃える教職員―
一人ひとりの伸びる芽を大切にして、より良い体験を通じて成長できるように、「一人ひとりが育てる」の考えでたくさんの教職員を配置しています。保育の質的向上のため、園内外での研鑽に積極的に努めています。
自然環境
しんめいの自然・生命との触れ合い
神明の自然は、子どもたちの育ちにとって大変豊かな教材を内包しています。樹齢350年もの大ケヤキや、種々の樹々からなる「鎮守の杜」。「コンコン」枯れ木をコゲラがつつく音、仲良く散歩するキジバトの夫婦。枯れ葉を掻き分けるとダンゴムシやミミズやオサムシたちの世界。夏にはカブトムシやクワガタムシが樹液の出る木に集まります。二学期はセミの大合唱のうちに始まり、秋はバッタやコオロギやカマキリの 季節となります。裏庭の腐葉土を真剣に掘っている子たちに「何しているの?」と聞くと「カブトの幼虫がいるんだよ」といいます。どこを探せばカブトムシの幼虫がいるか、カマキリを飼うにはどうしたらいいか・・・。このように、子ども達は「生命」に触れるとともに「自然界の掟」にも入り込んでいきます。また、各クラスにはウサギがいて、年令それぞれに世話をして可愛がっています。ひよこから育てたニワトリは子どもたちになついていて、みんなのアイドルです。
園児たちは生命あるものに触れる豊富な実体験を通じて、心を豊かに育てています。
遊びについて
遊びの達人になろう!
私たちの保育の根底には「子どもたちの遊ぶ環境を守る最後の砦は幼稚園だ」という思いがあります。家の庭先・路地・空き地・野原・神社やお寺の境内ーー。かつて、魅力的で冒険のできる遊び場は、あらゆるところにありました。毎日暗くなるまで遊び合う時間があり、小学生高学年から幼児まで縦割りの子ども集団がありました。そこには子どもたちの遊びが伝承されていました。ところが、急激な社会の変化で、子ども達の遊び場は塀で囲まれ、立ち入り禁止になりました。家から一歩外に出れば自動車の危険があり、習い事で時間が細切れになり・・・地域からはいつしか、子どもたちの遊ぶ姿が消えていきました。遊びはいま、お金を払って買うものであり、ちょっとした合間の息抜き程度になってしまっています。同時に、遊ぶ能力が育っていない子が増えています。
遊びを豊かに
神明幼稚園では、「遊び込む体験の積み重ね」を大切にしています。遊びの成長と子どもたちの成長は縄を綯い上げていくような関係にあります。「郵便屋さんの落とし物」の長縄跳びを100回~150回と驚くほどたくさん跳べる年長さん。一生懸命に真似る年少さん。テラスにたくさんの「所帯道具」を運び出してままごとをする、ごっこ遊びが大好きな年中少さん。みんなで水を運んで、砂場に大規模な池や運河を作る年長さん。泥だんご作りに熱中する年中さん。できるようになりたい一心で、見よう見まねで紐を巻いてこま回しに挑戦する子たちがいれば、手に豆をつくりながら鉄棒や雲梯に熱中する子たちもいます。必ず仲間ができて、一時たりとも遊びを休む子はいません。このように、遊びは子どもたち自身の「充実したい」欲求に基づくものです。
インクルーシブ・教職員
「みんなちがって みんないい」
―育ち合いインクルーシブ保育ー
小平神明幼稚園では、集団での生活が可能と判断したお子さんは、育ちの面で凸凹があっても、積極的に受け入れて保育を展開しています。同質の集団で過ごしていると、その中に違いを見つけ出し排除をしたくなってしまう性質が人間にはあるようです。障害の有無に関わらず、“そこに集ったみんなが心地よく過ごすためにどうしたら良いだろう”ということを考え合うことを「インクルーシブ」と言います。
「〝違うことが当たり前〟という前提に立って、違いを認め合うことを幼児期から人格形成の一部としてほしい」
これが、私たちの願いです。
「みんながみんなの先生です」
―教育愛に燃える教職員―
一人ひとりの伸びる芽を大切にして、より良い体験を通じて成長できるように、「一人ひとりが育てる」の考えでたくさんの教職員を配置しています。保育の質的向上のため、園内外での研鑽に積極的に努めています。
自然環境
しんめいの自然・生命との触れ合い
神明の自然は、子どもたちの育ちにとって大変豊かな教材を内包しています。樹齢350年もの大ケヤキや、種々の樹々からなる「鎮守の杜」。「コンコン」枯れ木をコゲラがつつく音、仲良く散歩するキジバトの夫婦。枯れ葉を掻き分けるとダンゴムシやミミズやオサムシたちの世界。夏にはカブトムシやクワガタムシが樹液の出る木に集まります。二学期はセミの大合唱のうちに始まり、秋はバッタやコオロギやカマキリの 季節となります。裏庭の腐葉土を真剣に掘っている子たちに「何しているの?」と聞くと「カブトの幼虫がいるんだよ」といいます。どこを探せばカブトムシの幼虫がいるか、カマキリを飼うにはどうしたらいいか・・・。このように、子ども達は「生命」に触れるとともに「自然界の掟」にも入り込んでいきます。また、各クラスにはウサギがいて、年令それぞれに世話をして可愛がっています。ひよこから育てたニワトリは子どもたちになついていて、みんなのアイドルです。
園児たちは生命あるものに触れる豊富な実体験を通じて、心を豊かに育てています。