昨日は年長組が、遠足の高尾山に向けて、導入の保育者の劇を観ました。


高尾山の山登りは、最後まで登り切るのに大変なことも多いですが、“子ども達に楽しみに思ってほしい“というのが保育者の願いです。とはいえ、やはり当日は大変なのです。数年前、年長の子どもたちと山を登っていると、「なんで遠足に山を選んだー!!」と子ども達から怒りに近い声をもらったことがあります。笑

それでも、毎年、「高尾山に登らせたい」と思う理由は、自分の足で登ったという自信と、クラスの仲間との共通の体験をすることで仲間意識を育みたいという願いがあるからです。

以前は、6月後半から7月初旬頃に高尾山に登っていました。しかし、近年の猛暑を鑑みて春の遠足に時期を移動しました。5月の高尾山と7月の高尾山では、子どもの足取りや、励まし合いの言葉に違いを感じます。年長といえど、まだ進級したばかりの子ども達にとって、高尾山は大変なのです。年長組の2ヶ月間というのは本当に大きいのだなと、時期を移動したことで改めて感じます。子どもたちにとっては、大変さを感じる1日になるかもしれません。

それでも、高尾山に行くのなら、その経験が、今後の育ちにとって有効な機会にしたいと思うのです。そのためには、高尾山に行くまでに“期待を持つこと(楽しみに思うこと)“、“仲間を感じること“、“あきらめないで頑張る気持ち“が高まるように、遠足に向け保育者も導入を行なっていきます。ゴールデンウィークもあり、あっという間に遠足になってしまいますが、1日1日を大切に、遠足に向かっていきたいと思います。

※ご家庭におかれましても、高尾山の登山を頑張らせる声掛けよりも、期待を持ているような声掛けをいただけましたら幸いです!