小さな呟きにも思いを馳せて

幼稚園は運動会に向けて、各学年が盛り上がりを見せています。
年少さんはダンゴムシの踊りが可愛いです。
年中さんは今年度のテーマは忍者。時々、本物の忍者が幼稚園に来園しています。
そして、年長さんは仲間と力を合わせるクラス対抗リレー、個人の目標を立てて頑張っているサーキットの練習ではできなかったことが出来るようになる喜びを感じている姿も見られ毎日がドラマチックです。

こんなときこそ、運動会の取り組みではない、子どもたちの何気ない呟きや姿にも思いを馳せ、丁寧に受け止めていくことも忘れてはいけないなと思います。

今日は年少組のT君がアオムシを見つけて、手の中で愛でていました。
T君「ねぇ せんせい これ あおむし っていうんだよ」
私「あおむし ちいさいねぇ」

ここから、T君の独り言が始まります。
T君(お部屋の前の人工芝に逃がそうとして立ち止まって)「つちに はいらないと いけないんだよ あっちに にがそう」
  (園庭の隅の方に逃がそうとして)「だめだ こっちには くも がいそうだな」
  (アオムシの方を見て)「ちょっと どこに いきたいの?どっちの ほうこう いくつもり?」

アオムシと対話をするT君が何とも愛おしく感じるひと時でした。

最近、神明幼稚園とご縁があったニワトリやカメが仲間入りし、幼稚園の生き物も賑やかになってきました。
年長組のY君は、全体主任に対してその感想を述べています。

Y君「さいきん ようちえん いきもの ふえたね」
全体主任「生き物 たくさんいて どう?」
Y君「どうぶつえん みたいで おもしろいから いいね」

同じY君が事務職員とも会話をしたそうです。
Y君「カメはいいよねー。りくでもさ みずの なかでも こきゅうができてさ。えらこきゅう なのかな?はい こきゅう なのかな?」
事務「おもしろいねー!!」

事務職員が「すごいな」と感心して教えてくれました。
人間以外の生き物が生活の中に暮らしていることが当たり前になりつつ、心もたくさん動いているようです。。

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