入園当初、保育者から「一緒に遊ぼうよ」と遊びの提案に興味を示して遊んでいた子も、遊びの行動範囲が広がり、”自分で楽しい遊びを見つけていく”様子があります。
今日、園庭を歩いていると可動遊具(ビールケースや板の事を総称して呼んでいます)を一生懸命に運ぶK君。可動遊具と出会ったようです。
積み重ねたケースは、バランスがまだ取れず、近くの保育者もドキドキ。それでも、本人の「自分でやれた!」を大切に近くで見守っていると、自分なりにバランスを整えて積み重ねていきます。
何段か積み重ねると、少し離れたところから眺めて”ニッコリ”と笑った姿に、こちらまで嬉しくなってしまいました。まだ上手にできなくても、子どもたちの”やれた!”をたっぷりと認めていきたいなと思います。
また、少し離れたところでは年少こいぬ組の子どもたちが、ビールケースをゴールに見立てて、シュートをしていました。ボールとケースで「入れたら面白いかも」という発想から、シュート遊び思いついたことが素敵だなと思いました。
ゴールを近づけたり、遠くしてみたりと何度もシュートを試しており、”簡単ではないけど、難しすぎない距離”を探している様子に、挑戦する気持ちの芽生えを感じるのでした。
そこに保育者もやってきて、一緒にシュートを楽しみます。保育者が遊びの提案をして子どもたち巻き込んでいく事。子どもたちの発想に保育者も乗っかって楽しむこと。子どもとの相互的なやり取り、そのバランスを丁寧に保育を行っていく事が大切だなと思います。
いろいろな遊びに出会い、その中で挑戦したり、仲間とコミュニケーションをとることで「あそびの達人」を目指して行ってほしいなと思います。