ビワをとる為に・・・

年長組の子ども達が、裏山に実ったビワを収穫しようと奮闘しています。

一生懸命に手を伸ばしますが、届きません。
ベンチをもってきて、その上に乗って手を伸ばしますが届きません。

箒をもってきて、つついてみるけど、それでも落ちてはきません。

そこへ、A君が工作で作ったブーメランをもってたまたま通りかかりました。
「おれが おとして あげようか」と何か自信満々の表情です。
そのブーメランを一生懸命に投げますが、ビワの実は落ちてきません。

すれを見てS君が言いました。「おれも この ほうき なげていい!?」
「いや、それは あぶないから さすがに だめですね・・・」と私。

「じゃあ なげても いいもの もってくる!」と言って持ってきたものが小さなタイヤ。
「それも 投げるものでは ないのですけど・・・」

それでも、本人なりに一生懸命に考えて、裏山の中で投げても危なくないものとして思いついたことなのでしょう。
少し、本人たちに任せて見守ることにしました。
「たいや なげるぞ! はなれろ!」と声をかけて、思いっきり上に投げますが、それでもビワの実はとれません・・・。

すると、他の子が虫網を持ってきて、虫網でビワをとろうとします。
長さがあったので、ビワに触れましたが、落ちる所まではいきません。

Yちゃんが閃きました。「あの、うらやま いかないでね の やつ!」。走っていって、持ってきたのが三角コーンに使用するポール。幼稚園の中で思いつく長い棒として選ばれたようでした。

長さも丁度よく、先っぽには輪っかがついているので、その輪っかにビワを入れてクルっと回すと、ビワがストンと落ちました。子ども達は大興奮。歓声があがります。
とれたビワは収穫が早かったのか、未だ青かったですが、「おいしい おいしい」と喜んで食べる子ども達でした。

仲間で協力して、何かを成し遂げることの喜びを幼稚園の生活の中で繰り返し経験できると良いなと思います。