年中うめ組の担任が書いたクラスだよりの中に素敵な記述があったので紹介します。
今日、 登園したHちゃんがぽつりと、「今日はなんか何もやる気が起きないな〜。何もしない日にしよう。」と私に言いました
その言葉を聞いて、“何もしない”って、実はとても大事な時間なんじゃないかな・・・と思います。幼稚園というと、つい「いっぱい遊んでおいで!」「今日は何をしたのかな?」と思うものですが、子どもにとっては、ぼーっとしたり、のんびりしたり、暇をする時間も、とても大切なのだと思います。
私は『くまのプーさん』の最後の場面が大好きです。クリストファー・ロビンが学校へ行くことになり、これまでのように森で遊べなくなる時、プーさんにこんなお願いをします。「僕がいなくなっても、この森で、“何もしない”ってことをしていてほしいんだ」
何もしないように見える時間の中にも、風を感じたり、空を見たり、考えごとをしたり、自分の気持ちを整えたり・・・。子どもたちなりの大切な時間が流れているのだと思います。幼稚園も、何かを“させる”場所だけではなく、そんなふうに安心して何もしないことができる場所でもあったらいいな、と感じました。そして、そんなことをたっぷり出来るのも、今しかないかもしれません。そんな中でも、 折り紙図鑑作りをしたんですけどね。
上記文章は、”子どもの時間”とくにゆったりとした時の流れを保障しようとする保育者の思いが感じ取れます。
子どもの権利条約第31条に記されている、「締約国は、休息及び余暇についての児童の権利並びに児童がその年齢に適した遊び及びレクリエーションの活動を行い並びに文化的な生活及び芸術に自由に参加する権利を認める」という内容にも該当する事柄なのではないでしょうか。
いずれにしても、子ども達が”ありたい自分”でいることを、近くの大人が温かい眼差しで見守ることも、幸せな幼児期の一つの要因になっていくのでないでしょうか。

