生き物との関り

「うさぎひろば」(うさぎの放し飼いコーナー)に行くと、年少こぐま組の子がうさぎと触れ合っていました。今日、「うさぎひろば」で遊んでいたのは”ぺこちゃん”。
こぐま組のR君は、ぺこちゃんをだっこしてみたくて近づいていきますが、近づくとゲージの下(うさぎの隠れ家のようなところ)にペこちゃんが隠れてしまいます。

「あぁー、またはいっちゃった」とR君。しばらく待っていると、ペコちゃんの方からR君に近づいてきます。「ちかくに きてくれた!」と抱っこの姿勢になると、また下に隠れてしまいます。
そんなのことを何度も何度も繰り返すR君とぺこちゃん。まるで「だるまさんがころんだ」や「おにごっこ」でもやっているようで微笑ましい姿です。

ようやく広場に出てきたかと思うと、今度は広場の中央にあるテーブルの下も隠れ家になっており、その中に逃げ込みます。

「おーい!」と覗き込むと、反対側からピョコ。なかなか抱っこはさせてくれません。

人工物と違い、生き物は思い通りに動いてはくれません。それだからこそ、「こうしたらどうかな?」「もうちょっとこうしてみよう」と関りにも工夫があるのだと思います。

教育の現場に必ず生き物を飼う義務はありません。生き物のお世話というのは負担も伴いますし、世の中の保育現場では衛生面を考えて生き物の飼育を歓迎しない風潮も出てきています。それでも、私たちは生き物が生活の中にいた方が子どもたちの生活が豊かになると考えて環境を整えています。