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年長組は秋の遠足で行った羽村動物園を再現して、他の学年を招待する取り組みが継続的に行われています。
共通の目的をもって集まった仲間と意見を出し合いながら、ダンボールや空き箱などを使い、制作を進めていきます。
一つの目的に向けて少人数の子どもたちが集って活動を進めることを「機能グループ」と呼んでいます。
運動会までの取り組みでは、「話し合いの活動」においても、「どうやったらリレーで勝てるかな?」などとクラス全体で話し合います。クラスでの話し合い人数、規模が大きい為、個人にフォーカスされて掘り下げていくような内容ではありません。それに対して、機能グループは3名~6名程度の人数の為、個の意見が際立ちます。一人ひとりがしっかりと思いをもって取り組まないと、活動が進んでいきません。だからこそ2学期の末、関係性や一人ひとりの育ちが幼児なりに成熟してくるこの時期に「機能グループ」の活動が入っているのです。
動物園作りの取り組みもラストスパートになりますが、作品の仕上がりや見た目以上の「育ちの物語」が、「動物づくり」にはあるのです。