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年長のYちゃんから「いっしょに ざりがに つかまえにいこう」と誘ってもらいました。夏休み明けだったからか、虫取り網でひとすくいしただけで、たくさんのザリガニがつかまりました。
園庭に戻ってきての会話。
私「たくさんザリガニ捕まえたけど、どうしようか?」
Yちゃん「ようちえんで 2ひき かって、 あとは もってかえる」と言いました。
私「どの子を持って帰る?」
Yちゃん「うーん。やっぱり みんなで いたほうがいいよね ぜんぶ ようちえんで かう」
私「そうなんだね。ザリガニってみんなで暮らすと、ケンカしちゃうんだって・・・」
Yちゃん「どうやったら けんかしない?」
私「うーん。自分のお家があるといいかもね」
Yちゃん「じゃあさ、おうち つくったら いいんじゃない?」
私「そうしよー!」
そこからザリガニの暮らしの為の住環境づくりが始まりました。裏山から竹をもってきて、ノコギリで半月状に切り、お家を作りました。
竹のお家を早速入れると、ザリガニたちはすぐに竹の中に入っていきました。
Yちゃん「わ!はいった!やっぱり、おうち うれしいんだね!」
今、ザリガニは特定外来生物として販売や譲渡、野川に放つことが規制されています。
日本の在来種を守り、自然環境を守っていく為にも大切なことではあると思います。その反面、厄介者として駆除の対象というだけではなく、「そのザリガニにも命があること」を知る機会として、捕まえたザリガニに愛着を持ち、責任をもって最後までお世話をしていけたら良いなと思います。