みかん組に遊びに行きました👣

今日は、一日の大半を”みかん組”で過ごさせてもらいました。
実は、けやきっこ保育園が開園してから、近くで保育を感じることはしてきましたが、纏まった時間を過ごさせてもらうことは今日が初めてだったのです。

急に身体の大きなおじさんがクラスに来たら、子どもたちを緊張させてしまうのではないかと億劫だったのですが、先日、クラスでお楽しみの読み聞かせとパネルシアターをさせてもらったことをキッカケに「1日どうですか」とチャンスをもらいました。ありがとうございました。

今日、多くの時間をみかん組で過ごさせてもらって、感じたことを3点、報告させてください。

1つ目。2歳児クラスの子どもたちも、「心と身体をたくさん動かして、今を一生懸命に生きている立派な人間だ!」という事です。当たり前のことですが、改めて・・・!

今日、乳児園庭でシャボン玉遊びをしていたときのこと。


・今まではシャボン玉には興味を示さなかった子が、みんながやっているシャボン玉に「やってみたい」という情動が起こり、やってみたこと。
・一人の子が、シャボン玉を手にぬり始めて、手を泡だらけにすると、他の子もつられて手に「ぬりぬり」と手を泡だらけにし始たこと。
・手にぬり込んだ泡が液体に変わってきたところで心地悪さを感じた子が、手を洗い始めたことがきっかけで水遊びへと移行していき、洋服のまま泥んこ遊びへと移行していったこと・・・。

気がつけば、洋服も手も足も、ドロドロになっていました。
上記に挙げた姿はどれも、友だちや環境の影響を受けて、心が弾んでいく様子であり、「あぁ、今をよりよく生きようとしている」と、乳児園庭の片隅で一人、妙に感動して子どもたちの遊びを見つめていました。
※こんなことになると思わず、洋服のままで泥だらけ・・・でも、子どもたちの心も身体も環境に心が解れている様子をみたら制止をするなんてもったいないなとその場にいた保育者はみんなが思っていたと思います。これが「着替えてやろう」なんて一言、声をかけると心が冷めて、やらなくなってしまうことがあるから、子ども心は”なま物”ですね。保護者の皆様、大変に汚れた服を持ち帰っていることかと思います。ごめんなさい・・・。



それに、乳児園庭で一緒に過ごしていた一人の子(T君)と一緒に、園庭の隅っこで「カタツムリ」を見つけました。カタツムリを観察していると、興味をもったお友だちが見に来て「でんでん むしむし かたつむり~♪」と歌い始めたり、一緒に見つけたT君は「カタツムリ」が顔を出すたびに「おきた!おきた!」と興奮して教えてくれます。「カタツムリ」に「サラダ よー」と葉っぱをあげたり、水をかけてみたりと、対象物である「カタツムリ」に一生懸命に働きかける姿は、小さ探究者のようでした。

2つ目は、「保育者のチームワークと建設的な対話」を感じたことです。子どもたちの午睡中の先生たちの会議(昼会議)に参加させてもらった時の様子に私は感動しました。乳児の先生たちは、勤務時間の多くの時間を子どもたちとの関りの中で過ごしていきます。それでも、子どもたちの午睡中、集まれる先生達で集まり、今日の保育の共有事項や、反省点を短い時間の中で出し合います。「どうやったら、もっと、子どもたちが過ごしやすくなるかな」そんな視点での発言が先生たちから次々と出されていきます。短い時間ですが、保育園の先生たちのチームワークの良さ、また、子どもたちのより良い生活のために共通の目的をもって取り組んでいることがひしひしと伝わってきました。まだ、開園して1年ちょっとの保育園ではありますが、保育園の中での対話の文化が醸成されていることが伝わってきて、手前みそではありますが、本当に温かい保育者集団だなと、同僚として誇らしい気持ちでした。

3点目は、「保護者の方と子どもとの関りの中でのエピソードを喜び合えたこと」です。お迎えに来た保護者との会話の中で、「先日お楽しみをしてくださったと子どもから聞きましたよー!」「うちのこ、人見知りがあるのですが、先生が来てくれてうれしかったようです!」なんて、保護者に声をかけてもらったことがとても嬉しかったです。
今は、クラスに入っていないこともあり、「具体的なエピソードなどを通じて保護者の方と喜び合う」という機会が少なくなっていました。そんな中で、保護者の方とも、子どもの会話を通じて喜び合えたことは、保育者としてやはり嬉しいことだなと思いました。

だらだらと、色々書いてしまいましたが、やはり、保育っていいなー!保育の醍醐味は人と人の関り、心と心が繋がることの喜びなんだなー!と平たく言えば「コミュニケーション能力」とか「対人職」とか言われるような保育という仕事の、深い部分での喜びを改めて感じさせてもらった一日だったように思います。

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