金魚を見つめながら

I君とMちゃんが中廊下の金魚を眺めていました。
見ているうちに段々と金魚が家族に見えてきました。

I君「いちばん おおきいのが ままだな」
Mちゃん「ほかのこ は こども?」
I君「これが おれ!」(中くらいのを指す)
Mちゃん「えー あとのこは?」
I君「これが N(兄)でこれがT(姉)」
Mちゃん「あ、いま、くち パクパクしてた」
I君「おなか すいているのかな?」
Mちゃん「えさ、あげていい?」
私「いいよ~」(エサを渡す)
I君(エサを入れて)「お~い!たべろ~!うえむけ~!(下の方を泳いでいる)こどもたち おもちゃで あそんでるなぁ」
Mちゃん(大きな金魚がエサを食べているのを見て)「ああぁ。おかあさん こどもたちの えさ たべちゃったよー」
I君「おとうさんはね しんじゃったよ」
私「え!?死んじゃったの!?お仕事行ってるんじゃない?」
I君「だって まえ、はいいろ の きんぎょ いたけど、しんじゃったじゃん」(以前までは灰色の金魚がいた)
私「あ!そういうことか!(家族の話から金魚の話に戻ったのか!)そうだねー。灰色の金魚、前に死んじゃったもんね。あの灰色の金魚がお父さんだったのか」
Mちゃん「あ!きがついた!(小さい金魚が上にあがってくる)たべてたべて!」(二匹が一緒に一つのエサを食べる)
Mちゃん「いま、きんぎょが ちゅう した!」
I君「ほら みんな えさだぞー!たべろー!」

目の前の金魚と自分の家族を投影しつつ、最後は金魚の実際の話に戻ったりと、虚構や見立てと現実が行き来していて、改めて子どもの捉えている世界は面白いなと会話を聞いていて思いました。



小平神明こども園