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園庭の砂場の水桶に氷が出来ているのに気がついた子どもたち。
触ってみては「つめたいねー」「ここの こおり おおきい!」「みんな よくさわれるなー おれ さわったら て が かちんってこおっちゃうよ」と口々に会話をしています。
あとからやってきたAちゃんも氷を触りたかったのに、みんながたっぷり観察した後で、氷は粉々になっています。
Aちゃん「こおり さわりたかったのにな」
私「じゃあさ、一緒に氷さがしてみようよ」
Aちゃん「うん!いっしょにさがす!」
こうして始まった「氷探し」。「しんめいようちえん どこが いちばんさむいのかな」と探っていきます。興味を持って近づいてきた年中のKくんが「しんめいようちえん のね ”ほっきょく”って うらやま なんだよ」と教えてくれました。それでも最近は雨が降っていないこともあり、探しても、探しても氷は見つかりません。
私「ないねー」
Aちゃん「そうだ!こおり つくれば いいんだよ!」
私「なるほど!その手があったか!じゃあさ!つくるなら、きれいな氷を作りたいよね!」
A「いいね!へやから かっぷ とってくるね」
駆け足で部屋から豆腐のカップを持ってきたAちゃん
私「氷、どんなのに、しようかねー」
Aちゃん「ん-、きれいなのがいいよね み とかいれる?」
Kくん「はっぱ とかも いれようよ きれいな はっぱ」
私「いいね!」
裏山に氷に入れるものを探しているとAちゃんが木にみかんが出来ているのに気がつきました。
Aちゃん「せんせい!みかんって いれちゃだめかな?」
私「あー!みかんね!たぶん、、、大丈夫!」
Aちゃん「じゃあ とって いれようよ」
木からみかんをもいで、Aちゃんに渡します。
Aちゃん「みかんって いいにおいだよね。こおりも いいにおいに なるかなー?」
私「わ!面白い!いい匂いの氷!」
Kくん「じゃあさ、いっこ きれいなので いっこ いいにおいってのは?」
Aちゃん・私「いいねー!!」
こうして2つのカップに、1個の方には木の実やはっぱを飾り付けて、もう1個の方にはみかんの皮と、みかんの果汁を搾って入れてみました。
Aちゃん「うらやまの ちかくだから ひよこきょうしつ のまえに おいておこうよ」
私「そうしよう そうしよう」
こうして、小さな小さな氷作りの実験が始まったのでした。
きれいな氷といい匂いの氷が出来たらよいなと思います。