今年度も、いつもお世話になっている立川さんの畑にお芋ほりに行かせていただきました。
自分の手を使って掘ったお芋には愛着が強まるようです。
「すごく おおきいのが とれた」
「ぼくのは 3こ つながって いる」
「わ!むしが いた!」
「ちいさい おいも って かわいいね」
「おおきくて ほれないー! だれか てつだってー!」
お芋ほりの中でも、心が動いている様子、共感を求める声、仲間に協力を求める様子などなど、様々な姿がありました。
自然物や食の生産に具体的に触れていく機会が減っている現代です。自然物に触れ、作物を採り、家庭や園で食すという、本来であれば当たり前の経験を幼児期にしっかりと経験することは非常に重要なことだと考えます。貴重な経験をさせていただいてる立川さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
年中組では、お芋を題材にして、絵具での絵画活動をしていました。絵画の活動が、具体的な体験や具体物の延長線上にあると、子どもの表現も豊かになります。
1クラスは、絵具を3色出して”塗分け”をしていました。もう1クラスは、クレヨンと絵具で”はじき絵”の技法を使って表現をしていました。表現活動は本来、子どもの主体性を重視して自由であるべきですが、その表現の広がり・深まりを考慮し、より自由に表現していけるように、技術や技法を意識的に子どもたちに紹介することもあります。
子どもの自由な表現と技術の習得がバランスよく積み重なっていくと良いなと思います。