裏山を歩いていると、年少こぐま組のS君が水たまりをのぞいたり、木の棒でつついたりしていたので声をかけました。
私「何をしているのー?」
S君「ここ ちゃぷ ちゃぷって いうんだよ」(木の棒で叩いて見せてくれる)
私「わー!いい音!お池、すごいねぇ」
S君「ここはね、”み ず た ま り” って いうんだよ。あめがふると できるんだー」
私「ここは、水溜まりっていうんだね!!池じゃないのかー!!」
S君「そうだよー」
自分が知っている”知識”と、”目の前に起こっている事象”を統合しながら言語化しようとすることが、幼稚園生活の具体的な事象によって誘発されていることが、私は嬉しく感じました。
近くにいたMS君が「こうやると、もっとバッシャーンってなるよ」とボールを水たまりに投げて、噴水のように水しぶきを上げました。目の前にいたS君は全身に水を被ります。近くで写真をとっていた私の体やカメラにも水がバシャっとかかります。「おぉー。」とS君。「うわぁー!!」と私。そして3人で、ゲラゲラと笑ってしまいました。
「豊かな日常って何だろう」と考えたときに、こうしたひと時を、子どもたちと笑い合えることなのだろうなと感じました。
※汚して帰ってごめんなさい、、、。
裏山の片隅では、もも組の子どもたちが、雨でぬれた地面の泥を手に塗り付けて遊んでいました。
「どろ団子、作っているのー?」と私。
「ちがう! チョコレート つくってるの」とIKちゃん
「チョコレートケーキ つくってるんだよねー!」とOKちゃん
「ケーキ!?どれどれ・・・」とみてみると・・・
本当にケーキみたい!!パティシエのような、陶芸家のような、そんな手つきで、丁寧にボールに泥んこを塗り込んでいく様子に、すっかり感心してしまいました。